「武道用脛サポーター」について吟味してみる ー 甦ル魂
どーも、景嗣です。
昔はさぁ・・・
ガンガン乱取して、腕刀にアザができたり、脛が変形してもさ・・
「ツバつけときゃ治るわぁwww」
くらいの感覚だったさ・・・
僕も相当歳をとったみたい・・・・
少林寺拳法の稽古が終わって、お家に帰ると・・・
「ふぇえええん!!! 脛が痛いよぉーーーー!!」
(´;ω;`) (´;ω;`) (´;ω;`) (´;ω;`) (´;ω;`)
稽古の痛みに耐える精神力が衰えちゃったみたいwww
特に3週間ほど前に、西陣道院で痛めた右脛がいまだに痛むのよ。
蹴りを、誰かに一発受けられただけで、顔が歪んでしまうwww
(↑武道家としてはダメダメwwww)
今、特に脛に自信がない・・・
とりあえず、短期的には身体的故障を長引かせない。
中長期的には身体の違和感のない状態で安心感を持って修練したい。
そう思い立ち、「武道用脛サポーター」を買うべく、またもや格闘技用品屋に足を運びに行ったのであるwwww
(以前、格闘技用品屋に行って「武道用拳サポーター」を買いに行った記事も書いた。下記リンクを貼っておくので併せて確認されたい)
さてさて・・・・
以前の記事に使った画像を用いるが、僕は以前「総合格闘技用の脛サポーター」を持っていた (今はない) 。
(グローブの下にある2双の防具だ)
一番の利点は、「脛に対する衝撃をほぼ完全に吸収してくれること」である。
網膜剥離に罹患する以前は、ガンガン乱取していたので、「躊躇なく、思いっきり蹴り込みに行ける」ことを重視していた。
また、相手による剛の受けもしっかり防いでくれるし、ローキックに対する対応の練習も問題なく行えた。
だが、以前の記事に書いたように、僕の身体年齢は老齢に差し掛かり元気もなくなってきたし、右目の件についても病み上がりである。
「ガンガン練習することを望まなくなった・・・」
こう考えると、総合格闘技用の脛サポーターのデメリットが目立つようになる・・・・
まず第一に、「足首関節の違和感だ」。
見てのとおり、本サポーターは脛部分と足甲部分のサポーターが繋がっている構造を採用している。確かに万が一のことがあって足甲に打撃が入ったとしても防御できる点は優秀ではあるが・・・
足首の可動域に違和感を感じる・・・
持論だが、手首・足首あたりの意識は身体全体のパフォーマンスに大きく影響している (ような気がする) 。
手首・足首につっかえ感があると、僕の場合至極気持ちが悪い。
第二に、サポーターが得てして「ゴツ過ぎる」。
到底、道着の中に仕込める大きさの代物ではないので、不格好にも足捲りをしなければならんかった。
拳士としてはあんまり好ましいことではない。
あとさ・・・
こういうガチの脛サポってさ・・・
けっこうフリーサイズしかないか、大きめのサイズしか無いんよなぁ・・・
僕さ・・・足短いからさ・・・
だいたいブカブカなのよ・・・
や、これは僕の個人的な問題さ・・・
(´;ω;`)
ともあれ、防具には「拘束感が生じない程度のフィット感は欲しいもの」である。
さてさて、以上のような印象を受けて、今回の「脛サポーター」購買にあたって、重視するポイントを以下に列挙してみよう。
・実乱撃などでガンガン蹴り込みに行く修練はもうやらない。法形や面有りの空乱撃などで生じる脛への「中レベル程度の衝撃」に耐えうる強度さえあれば十分。手加減した練習をするなら、足甲の部分のサポーターはもう要らないかもしれない。
・重視するのは、「拘束感が生じない程度のフィット感」である。特に足首の拘束感はゼロに近づけたい (脛への衝撃をある程度吸収できることが前提) 。これが本件で最も重要視したい点かもしれない。できれば、道着に隠れ、ピッタリ脛にフィットしてくれる機能性も欲しいところ。
・コスト上限は基本的に設けない。僕は良質なモノに対して相当な対価を支払いたい。
さてさて、こんなモンかなぁ・・・
以上のようなニーズを携えて、市場に出向きあらゆる商品を比較検討してきた。
その結果・・・・
今回も、どこにでもありふれているどこでも見るような脛サポーターが最も優秀であった。
表 (防御側=脛側) ↓
裏 (ふくらはぎ側) ↓
外観検査終了。
さて実際に装着してみよう。
こんな感じである (スマンのう、汚い玄関でwwww)
横から見て頂きたいのだが・・・
脛側に詰め込まれているモコモコの防御部分が想像以上に「強固」なのが見てわかるだろうか・・・
「着けたらわかる。安心できるやつやんっ!!」
経験則上、十分に安心できる耐久性を有していることが伺える。
また、僕の「ふくらはぎの膨らみのシルエット」がクッキリ写っているのがおわかりだろうか??
本サポーターの密着度を想像してほしい。
僕は筋肉量が少ない選手であり、筋肉の隆起もさほど見られないのだが、そんな僕の筋肉がクッキリと見えるのだ・・・
想像通り、密着度は優秀だ。このコンパクトさで、だ。
さらに、防御範囲も広い。
上記2枚の写真から、左右の防御レンジがわかるだろう。
非常に広いのがわかってもらえたら幸いである。
そして、今回買わせて頂いた脛サポーターの主な特徴としては、「足甲部分のサポーターがないこと」である。
や、できれば、足甲の部分もガードできるに越したことはないのよ??
ただ、お店でイロイロ試着してみた結果・・・
「足甲サポーターが付いている物は、須らく足首関節の可動域にノイズを生ぜしめた・・・・」
そこで、検討したわけだ・・・・
「足首に多少のノイズを抱えて、完全防御をとるか」
「足甲部分ガラ空きで、足首関節ストレス・フリーをとるか」
・・・・・
若い頃のようにガンガン練習しないことに決めている僕は、後者をとった。
(「失念して、足甲に大打撃をもらって悶える」ようなスピード感と運動強度をそもそも期待していないwwww)
よって、足甲部分のサポーターは無い。
その分、足首関節が・・・・
ほぼMAXまで稼働する。
わりとどういう態勢でも自然に行えるような気がする。
空乱でも、組演武でもなんでもござれ・・・・
そんな逸品である・・・・
さてさて、気になるお値段やけども、
おおよそ、片足分単価1500円ほどなので
1500×2=3000円ほどである・・・
まぁ、こんなもんだろう。
なんなら良質なわりに安い買い物ができたように思うくらいだ。
ただ、こういう脛サポーターはありふれている。
他人のサポーターと混じってしまう可能性が高い。
キュッ、キュッ。
ふぅwwww
識別可能性、担保。
ほんで、2日前くらいに、面やら拳サポやらと一緒に、この脛サポーターを付けて軽い空乱撃をやったのよ (ホンマに軽くやで。特に顔面への打撃はコワいから、スーパーセーフ着用のうえ寸止めwww) 。
何もケガ無く、長時間継続して、修練を行えたのさ(^^♪
手負いの僕からすれば、修練の幅が広がってより充実感を得られた。嬉しいのう。
・・・・・
ふーむ・・・・
ホントにさ・・・・
「二度と少林寺はやらない」と決め込んでたのよ・・・
だから、過去の少林寺に関するモノはすべて捨て去った・・・
でも、僕には少林寺拳法以外の快楽が一切無くて・・・
誰しも反対するなか、やっぱり戻ってきてしまった・・・
生きてる実感がここでしか得られない・・・
いまや、防具をもう一度揃えて、軽い空乱撃で門下生を育てたいと思えるくらいまで、心が澄んできた・・・
「魂が・・・」
「息を吹き返しつつある・・・」
「だが、僕自身は老齢になり手負いの身、もはや伸びしろが知れている。これ以上はどう足掻こうが幸せにはなれない・・・」
「だから、力に固執するのはもうヤメだ・・・」
「自分の経験値を活用して、誰かを強くしたい、幸せにしたい」
なんだがそのように思えてきた次第である・・・・
以上
景嗣