悪徳商法潜入捜査「デート商法」 その4「反撃の章・続」

どーも、景嗣です。

 

本稿は、「悪徳商法潜入捜査『デート商法』」シリーズの「その4」に該当する。

本稿を読み進めるにあたり、事前に「その1」「その2」「その3」を読んでおく必要がある。

以下に、「その1」「その2」「その3」のリンクを貼っておく。各自確認されたい。

悪徳商法潜入捜査「デート商法」 その1

悪徳商法潜入捜査「デート商法」 その2

悪徳商法潜入捜査「デート商法」 その3「反撃の章」

 

・・・・

( ゚д゚)ポカーン

まゆは「頭を冷やす」と言ってトイレに行ったきり・・・

クソババアは、ヒステリックを起こして、オフィスの外に出て行ったきり・・・

 

オフィスに独り取り残された僕・・・・

( ゚д゚)ポカーン

まぁ、とりあえず座ってノンビリしておこうかwwww

 

〜しばらくすると〜

クソババアがオフィスに戻ってきて、僕に語り掛けた。

 

クソ婆「まゆちゃんに電話かけても繋がらへんわ。アンタが座ってるその席な、来客用の席やねんな。長くおってもらっても『邪魔』やから、帰ってもらってエエで」

 

ハッ?? 「邪魔」??

このクソババア、ホンマにいちいちイライラすんのうwwww

 

景嗣「どういう形であれ帰るなら、最後にまゆに会ってから帰るよ。まゆにいくつか言いたいことがあるしね。彼女が帰ってくるまで居るよ」

 

クソ婆「いやいや、お別れの挨拶ならアタシからまゆちゃんに伝えておくから大丈夫やで」

 

景嗣「や、だからさぁ・・・ まゆは僕の『お友達』ですよ?? お別れの挨拶くらい直接させてほしい。それに、僕は商談を持ち掛けられた『お客さん』でもある。商談を吹っ掛けてきた営業マンに最終的な購買決定を伝えるのが筋だと思います」

 

クソ婆「チッ(またしてもわかりやすい舌打ちwww)」

 

クソババアは事務室に戻り、「ハングル」のような言語でゴニョゴニョとしゃべり始めた。おそらく、ケータイ電話で誰かと話をしているのだろう・・・

(コイツ、やっぱり「半島系の詐欺グループ」か・・・)

僕は、英語とドイツ語ならヒアリングできるが、生憎ハングルは守備範囲外である・・・何をしゃべっているのかは想像するしかない (だいたい想像はつくwww)。

 

 

しばらくすると、まゆが戻ってきた・・・・

 

景嗣「どうだ?? 頭の熱は冷めたか??」

 

まゆ「・・・まぁ・・・ボチボチかなぁ・・・えへへ」

 

何だか苦し紛れの苦笑いを僕にして見せた・・・

虚勢を張っているだけのように見える・・・

 

景嗣「えーと・・・とりあえず、結論ね。キミの提案はステキだが、今は購買決定を下す段階ではない。指輪に込めるための『確固たる信念』が曖昧だからだ。キミに指輪のデザイニングを頼むなら、まずはそれが具体的に自分の心に確立してからだよ」

 

まゆ「景嗣くん・・・アタシ寂しい・・・キズ付いているんだよ・・・」

 

ほざけ、下郎・・・・

だが、クソババアと違って、この小娘はまだ若い・・・

何か、改心させるきっかけを与えてやりたい・・・

 

景嗣「まゆ、キミに伝えたいことがある・・・ よく聴いて・・」

 

景嗣「キミは以前、マルチ商法や投資に首を突っ込んで数百万円損をしたと言っていたね。そして、そのきっかけは『都会で作った貴重な友達関係だった』らしいね・・・ 『ビジネスと友達関係をごちゃまぜにされて』どうだった??」

 

景嗣「『相手の善意を踏みにじって』せっかく作った友達を無くすかもしれないという不安もあって、断りにくかっただろう。何より、友達関係を信じて大損して友達に雲隠れされて・・・『人間不信に陥るほど、相当心理的にダメージを被ったはず』だ・・・」

 

景嗣「『友人関係をダシにしたビジネス』の恐ろしさや虚しさをキミはよく理解しているはずだよ。キミは今それと同じことをしている・・・ 悪いことは言わない・・・ このビジネスから手を引け・・・ せっかく作った友人はキミから逃げていくし、いずれその報いを受けることになるよ・・・」

 

 

まゆ「・・・」

 

まゆ「・・・景嗣くんのそういう上から目線なところ・・・本当にダメだと思う。そんなんだからいつまで経ってもチャンスを逃すんだよ・・・」

 

クッ・・・・

クソッ・・・・

 

僕は、大切な身内がマルチ商法に陥落する様をリアルに見てきた・・・ 彼が荒れ狂う様を見るのはホントに悲しかった・・・

「助けられなかった」

そういう虚しい気持ちが芽生えたんだ・・・

 

 

「やっぱり僕では、26歳の小娘ですら救えないというのか・・・」

自分の無力さがイヤになる・・・

 

 

景嗣「・・・さっき、マネージャーが僕にブチ切れて、『出ていけ、邪魔だ』みたいなことを言われたよ。物を投げたり、ドアを殴ったり・・・エラく癇癪持ちだね・・・ 僕も管理職だった身として言うと、僕みたいな若造に捻られて感情を露わにするようでは、マネージャー失格だよ。通常業務のマネジメント能力も疑わしい・・・ いつまであのオバサンの部下でいるつもりだい?? キミの職能も伸び悩むぞ??」

 

まゆ「・・・ あのさ・・・アタシは今のマネージャーのことを尊敬しているし、恩もある・・・ アタシの大切な人の悪口を言わないで・・・」

 

景嗣「あーあ・・・ さっきから言ってるのに・・・ 『人間関係とビジネスをあまり近づけるな』と。僕は飽くまで『仕事上の能力』というフェイズであのオバサンを評価しただけだ・・・ それを『人間否定』と錯覚する時点で、僕の話を聴いてないね。残念だよ・・・」

 

景嗣「さてさて、『お前は邪魔だ』ってオバサンに言われたことだし・・・ そろそろ、お暇しようかな・・・ ほら、今からお酒飲みに行こうよ。せっかく休暇をとったんでしょ?? 僕たち『お友達』でしょwww ほら、ほらwww」

 

卑しいほどのニヒリズムで彼女を誘ってみたwww

 

まゆ「いや・・・ 正直、景嗣くんみたいな、上から目線・不誠実男と一緒にお酒なんて飲みたくないよ・・・ てか、さっき『帰れ』って言われて、『何で帰ってないの』って思ったし・・・」

 

この小娘、あからさまな『帰れオーラ』を出してきた。

まぁこの娘も限りなく黒だ。

今更驚かんよ・・・

そろそろ、潮時かねぇ・・・

 

景嗣「まゆ、さっき喫茶店で話してくれた『孤児支援施設建立』のことだけど、頑張ってね。応援してるよ。あと・・・『次の相手には上手くやりな』・・・」

僕は彼女の耳元でそう囁いた。

彼女は何も返事しない・・・

 

そして、オフィスを出て行く際に、まゆと事務室にいるクソババアに聞こえるように、少し大きめの声でこう言った。

 

景嗣「相手が悪かったねぇ!! 次はもっと弱ぇ奴を連れてきて強請りなぁ!!」

 

 

ケッ・・・・

『お客様』に対して、営業マンはお見送りなしかよ・・・

『友達』に対して、バイバイとか、挨拶なしかよ・・・

 

上から目線??

不誠実??

 

そのコトバ、そっくりそのままテメェらに返してやるよ・・・

 

僕は独りオフィスを後にした・・・

 

 

・・・僕だって今日はせっかくの休日だよ・・・

「人情識らずの下郎共」を相手取って・・

結局、誰も救えない・・・

自分さえも・・・

 

何のための「知識」か・・・

何のための「武術」か・・・

 

僕は何をやっているのか・・・

ホント虚しいよ・・・

 

『モノゴトの全てには始まりがあるように、あまねく全てのモノゴトに終わりが用意されている・・・』

 

『死んだら何も残らない・・・ 終われば何も残らない・・・』

 

『どうせ無に帰すなら、いっそのこと何も得なかった方がイイ・・ 失う痛みに咽び泣くくらいなら・・・』

 

『結局、人生何やっても虚しいだけだな・・・』

 

全く関係ないことだけど、行き場のない虚しさが僕の胸を締め付けた・・・

 

『悪徳商法は、勝っても負けても、やっぱり後味が悪いものである・・』

 

・・・・・・

・・・・・・

 

 

さて、一応「デート商法」を生業とする悪徳業者とのバトル物語はここで幕を閉じる・・・

「その1」冒頭に「ねじ伏せた」と表現したが、「逃げおおせた」という表現が正しい気がする。

 

本シリーズをここで終わらせても構わないが、章を改めて「悪徳商法全般に共通すること」みたいな話を今回の「デート商法」を皮切りに少しだけ話してみるのも面白かろう・・・

(過去に悪徳業者とは何度もバトルしている・・・)

 

というわけで、本稿を「その4」と位置づけて、次回、「回顧の章」として「その5」を投稿することにしよう。

 

本来、ビジネスとは「自他共楽」を追求する有力な手段のはず・・・

それを、己の我欲のままに弱者を追剥するための手段として暴利を貪るか・・・

全く・・・下郎共め・・・

続く

景嗣

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