悪徳商法潜入捜査「デート商法」 その1

どーも、景嗣です。

 

先日、悪徳商法らしきものに僕自身から (わかっていて) 引っ掛かりに行ってみた。

「引っかかった」とはいえ、相手のペースに飲まれることなく、一銭も奪われることもなくその場を立ち去ることに成功している。

悪徳業者をねじ伏せたのだwww

 

僕は大学院時代に、消費者契約法関連の研究をしていた。消費者契約における法的評価・研究のみならず、近時の消費者被害の傾向や類型論、消費者心理・行動経済学などの幅広い分野の知見を広めてきた。

また、一時はイチ企業の購買課の課長を務めていた。適正なビジネスの場においてシビアな納期・品質・金額調整を強いられた。大好きな協力会社に対して、「化かし合い」をする毎日であった (「上」からの圧力がハンパなかった。僕は僕で苦しかったんだ・・・赦してほしい) 。

 

正直なところ、こんな経歴を持つ僕にとって、悪徳業者と対峙するのは「赤子の手を捻るようなモン」である。

 

僕は「少林寺拳法三段保持者」でもあり、よく喧嘩もしていた。腕っぷしもそれなりに強いつもりだ。万が一、実力行使に出られても、場合に寄るけれども、上手く切り抜けられる自信はある。

実際、今回の事件についても、わざわざ相手の根城まで出向いてやったが、一銭も巻き上げられることなく無傷で生還している。

 

 

さてさて、前置きが長くなったけれども・・・

色んな文献を拝見しても、「最近はこういう悪徳商法もあるらしい」と言う風な、「他人事的な認識」に留まる場合が多いように思う。

悪徳業者の具体的な手口や商法の実情などを生々しく描いたものが少ない。そのため、いざ自分がそういう悪徳商法に引っかかってしまったときに、上手く対応できずに「カタ」にハメられてしまう場合も多いのではないか。

 

まぁ、上記のような経歴を経ている僕だからこそ、悪徳業者と対面することに躊躇がなく (むしろ面白い) 、自らその実情を知ることができるし、それをブログを通じて発信することもできる。

(何より悪徳業者をおちょくるのが愉しいwwww)

とゆーわけで、今回自ら引っかかってみた悪徳商法の実情や手口について徒然なるままに手記に残していこうと思う。

何かしらの参考になれば幸いである。

 

 

〜以下、一連の物語〜

 

ある女性から、SNSのメッセージを受け取る。

「初めまして、私はアパレル関係のお仕事をしています。よかったら仲良くしてください」

 

どこぞの馬の骨や??

まゆ (仮名) という名の小娘からメッセージを受信した。

どーやら、リアルなお友だちをつくりたいらしい。

 

僕は世捨て人よ。ちょうど暇だったんで、彼女の相手をしてやることにし、しばらくSNS上で会話を愉しんでいた。

しばらくすると、「20個の質問に答えてほしい。お互いの相性を占いたい」と言い出す。

 

以下、質問の内容

1、実家? 一人暮らし?

2、免許ある? ない場合身分証明はどうしてる?

3、趣味教えて

4、今までで一番高い買い物は?

5、ローンって何か組んでいる?

6、彼女いる? いない?

7、もしいない場合、何年いないの?

8、女の子の髪形はショート、、ロング、セミロングだったらどれが好き?

9、貯金どれくらいある?

10、最近ケータイとかカードとかローンの支払いに遅れたことある?

11、ファッションにこだわりある?

12、好きなブランドは?

13、スポーツ何かしていた?

14、お父さんのお仕事は何?

15、お仕事は社員さん?

16、手取りはどれくらいある?

17、ボーナスってある?

18、月に自由に使えるお金っていくらくらいある?

19、仕事のやりがいとか目標は?

20、将来の夢は?

 

・・・ふうwww

実はこの時点で、僕は何かしらの悪徳業者の刺客である可能性があることに気づいていた。しかも、悪徳商法の種類もだいたい目星はついていた。

2、5、10、14あたりの質問が引っかかる。

 

まぁ、とりあえず、上記の内容について正直に解答させて頂いた。

 

そうすると・・・

 

「私たちの相性は、98%だったよ(⋈◍>◡<◍)。✧♡」

 

と言うのだ (なーにが、(⋈◍>◡<◍)。✧♡だwww その98という数値の根拠が曖昧であるwww)

 

さらに続けて「近々会って話がしたい」というのである。

 

まぁ、わりと怪しい小娘であるが、悪徳業者だった場合、面白いネタができるかもしれない。

そう思って、敢えて彼女の要求を受け容れて会うことにした。

 

 

〜面会当日〜

 

「景嗣くん、お待たせー」

ショートヘアの小柄な小娘であった。

(おそらく、質問8で「ショートヘア」と答えたからであろうwww)

 

とりあえず、近くの喫茶店でコーヒーを飲むことになった。

そこで、彼女からイロイロな話を聞いた。

 

「自分は障がいがあり、忘れっぽいこと」

「母子家庭で育ち、自分の気持ちを押し込める性格になってしまい、人間不信であったこと、傷つきやすいメンタルであること」

「定職につけず職を転々とする中、都会に出て友達が一人も居ない中、マルチ商法やら投資に首を突っ込み、数百万円を損したこと」

「以前の会社で営業成績2位となり、仕事のやりがいを見出し、次第に自分に自信が付いたこと」

「今の会社から引き抜きがあり、今の仕事が自分に合っており、将来の夢やら希望やらを持てる心理的な余裕が出来たこと」

 

そこそこの情報を開示してきた。

 

「私みたいな社会のハミ出し者でも生きてさえいれば、何とかなることに気づけた。特に孤児って、子どもの時点でレールから外れて悲しい思いして育つわけじゃない?? そういう気持ちからゆくゆくはそういう人たちを支援する施設をつくりたい」とのこと。

 

人生26年、僕もイロイロと悲痛な経験をしてきた。

この小娘のことはよくわからんが、とりあえず若者にしては感心する考え方である。

まぁ、怪しい小娘ではあるが、考え方や思想の話題でまぁまぁ会話が弾んだように思う。

 

そして・・・

彼女の仕事の話になった・・・・

 

どうやら、ペンダントや指輪やらのアクセサリーのデザイナー兼卸をしているらしい (ザワザワ) 。

 

特に彼女の会社では、エンゲージリングのデザインをしているらしい。

まぁ、永遠を誓い合う男女の儀式のために使う「宝具」をデザイニングするわけだ。まぁ、すばらしい仕事であろう・・・

彼女自身、「愛する相手への想いを込める物をデザイニングする」ということにある種のコダワリを持っているようで、イロイロと力説してくれた。

 

「そういえば景嗣くん、人差し指・・・」

僕は、左手の人差し指に指輪を付けている。

「万物との調和」のおまじないである。

 

「今日は景嗣くんと出会えて本当に嬉しく思ってるの。お互い考え方がスゴク合っているように思うし。この日を記念にしたいな。よかったら、私が景嗣くんの指輪をデザインしてあげようか??」

 

・・・・・・・・

・・・・・・・・

うーん、勘がバッチリ当たったねぇ・・・

 

これは思うに、「デート商法」である・・・

 

疑似的な恋人・親友的な関係を結んだ者が、当該関係を利用して消費者に高額の商品を買わせる商法である。

僕の知っている講学上のパターンでは以下のような特徴がある。

 

「恋人に弱いところを見せたくないということで、断れない」

「友達ということでハッキリ断り切れない態度でいると、数時間拘束された挙句、上司が登場し恫喝してくる」

「クレジットカードをつくらせ、無理矢理にでも支払わせる (上記質問でローンの支払い関係について聞いていたのは、まさにこの部分が理由となる)」

 

ここに来て、まぁまぁイヤな予感がしてきたwww

こういう話の流れになった以上は、キミのあらゆる発言に対して警戒しなければならなくなる。

まぁ、少し残念な気はするねぇ・・・

 

ただ、せっかくの出会いとそして悪徳業者との貴重なバトルするであろう機会を賜ったのだ・・・

 

小娘・・・「まゆ」と言ったか??

 

もう少しお前さんに付きあってやるよ・・・

 

さて、文字数もいい頃合いになってきたんで、本稿を「その1」と位置づけて、次回「その2」を投稿することにしよう。

 

まゆ、社会的に言うと美人なショートヘアの小娘だったが・・・

全く恋愛感情が起こらなかった・・・

きっと、僕は精神的に歳をとり過ぎたのだろうね・・・

悲しいのう・・・

続く

景嗣

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