「武道用拳サポーター」について吟味してみるー購買行動と向き合う

どーも、景嗣です。

 

僕の通っている道院の道院長が先日・・・

「そろそろ、子どもらに本格的に防具を付けさして、ガンガンやらせなあかんなぁ・・・ 景嗣も右目のムリのない範囲で指導したってくれな」

とおっしゃっていた・・・

 

ふーむ・・・

面やら胴やらその他サポーター等の防具を装着しての練習かぁ・・・

 

僕は現役時代はわりと結果を残してきた拳士で

武道に懸ける気持ちというのも人一倍強かったように思う。

上記写真のとおり、トレーニング用品をイロイロと個人的に家に揃えていた時代がある。

 

だが・・・・

 

僕は3年ほど前に「右目網膜剥離」に罹患し、右目の視力を限りなく失ってしまった。

医者からは、打撃系武道の活動を一切禁ずるように言われている。

(まぁ今となってはガン無視してるけどwwww)

 

そんなこともあって・・・

 

半ばヤケクソになって・・・

家の中にある、ありとあらゆる武道関係の用品を全て断捨離あるいは、近くの空手道場に寄付してしまったのだ・・・

 

その当時の僕の心境をもとに得た教訓を記事にしたものがある。

「ミニマリズム」の効用について その2

上記記事も併せて確認されたい。

 

 

「んあー・・・ コンタクト (実際に突き蹴りを当てる) するための格闘技用品、全部捨てたなぁ・・・・」

 

や、特に指導者として、子どもたちに指示するだけなら、生身の身体があれば十分だけれども・・・

 

「せっかくイイ機会だから、久しぶりに自分専用の『拳サポーター』でも買っておこうかなぁ」

 

僕は右目に障がいのある人間である。今までのようにガンガンコンタクトをすることはできない。

仮に拳サポーターを買ったとしても、そこまで使い倒す機会はおそらくないだろう。

まぁ、記念みたいなもんである。

 

・・・・・

ということで、景嗣は久しぶりに拳サポーターを買うことにしたのである。

拳サポーターとして、以前は・・・

↑総合格闘技用のオープンフィンガーグローブを使用していた。

強い打撃を繰り出した時の、拳への衝撃をかなり緩和してくれるものであり、けっこう躊躇なく打撃を行うことができた。

最初は革が固くて握りにくかったけども、使い古してフニャフニャになってくると、良く手に馴染んだ。

耐久性も高く、安い拳サポなら破れてるかもしれないところ、状態は非常にイイままであった。

ただ、問題点もなかったわけでもなくて・・・

 

拳の外側のクッションの肉厚がスゴイため

少林寺拳法の受けの特徴である、「手首を生かす (手首を起こす動作)」ということが難しい。

特に払い受けに変なクセがついてしまったように思う。

 

また、手首を固定するマジックテープの部分であるが・・・

僕は個人的な感覚であるが、手首の柔軟性の有無によって、パフォーマンスの良し悪しが左右されるようなところがあって・・・

このマジックテープが手首の柔軟性をロックしてしまう点に、少し窮屈さというか違和感を感じ、パフォーマンスの低下を招いていたところがある。

 

 

こういった反省点も踏まえて・・・・

そして、右目に障がいがある状態で、そこまでキツイコンタクトを望まない身として・・・

以下のようなニーズを打ち立てた。

 

・打撃の強度は強くなくてもイイ。目安としては、原則寸止めの心づもりで浅く当てるイメージ。仮に深く当たってしまったとしても「相手が傷つかない程度のクッション性」があれば足りる。

 

・拳全体の拘束の程度を最小限に抑えたい。手首をなるべくフリーな状態にし、拳の握りも違和感なく自然に行えるのが望ましい。

 

・コストは問わない。耐久性があるに越したことはないが、今後ガンガン装着して練習することを想定していないため、多少耐久性が低くても文句はない。

 

さてさて、実際に格闘技用品屋に出向いて、現物を装着したりして吟味することにした。

 

・・・結果

 

よく見る拳サポーターが一番優秀であった。

特徴は、親指の部分まで、保護カバーが付いていることである。

 

(装着する)

↑こんな感じである。

 

以下、装着時の総合レビューを行う。

 

まず、打撃部位のクッション性について、確かに以前使っていた総合格闘技用のグローブに比べると弱い。

だが

↑写真のとおり、けっこういっぱいいっぱいにクッションが詰められており、多少のコンタクトであっても申し分なく使える。

 

あくまでクッションが大量に詰め込まれているのは、打撃部位のみであるため、拳全体の拘束感は少ない。

そのため、↑図のとおり、手首を生かす動作もかなり簡単に行える。

 

何が一番イイかというと・・・

手首が完全にフリーである。

拳全体をムリなく包み込んでフィットさせることで固定するため、手首が完全にフリーである。

かといって、固定度が弱いかと言われると全然そんなことはない。しっかり拳全体にフィットして、サポーターが遊ぶことはない。

多分、親指サポーターの部分が付いていることで、固定度も多少上がっているのだろうね。

 

素材が革ではないため、至極握りやすい。

何らの抵抗感なく、拳の握りを行えるのもありがたい。

 

コストは定価でおよそ、1600円前後。安い。

写真で見てわかるとおり、材質は革とかではないので、耐久性に乏しい点は懸念事項である。

だが、そこまでの練習強度を要しないことを前提とするため、このデメリットはあまり目立たない。

 

あと、見た目に個性がない。

他の門下生の拳サポと混じったり、紛失のおそれはある。

 

「キュ、キュ」

 

このように油性マジックペンで自分の名前を書いておくとイイかもしれない (左は本名なので伏せますwww) 。

 

お店では、総合格闘技用の本格的な革のグローブや、空手協会公認の拳サポーターなど、多種多様な拳サポーターが陳列されていたが、いずれも「握りの際の抵抗感」、「手首・拳全体の拘束感」を感じた。

また、そういうのに限って、3000〜6000円くらい価格がつく。

まぁ、デザインなどはカッコよかったりするのだが・・・

実用性に難を感じながら、見た目のカッコよさに釣られて、高いお金を払うのも何か変だしなぁ・・・

 

・・・・

僕は「ミニマリスト」だ・・・

最小限の物でやりくりするように心がけたい・・・

正味、身体一個と、雨風凌ぐ空間と、メシと、パンツと、ジャージがあったら、日常生活は何とかやり過ごせるwwww

 

その昔、物を集めることに悦びを感じていた者であったからこそ、物を溜め込むことの虚しさだったり非効率さを身をもって識っているつもりである。

いくら物を所有していたとて、人間は平等に24時間365日の時しか所有できない・・・

所有している物が多ければ多いほど、物から得られる効用を十分に享受する時間を捻出できなくなるし、かえって物を維持するために労力を割くため、さらに時間をムダに使ってしまう・・・

 

そのため、「もうこれは要らんやろう・・・」と思ったものは、わりと躊躇なく捨てたり、リサイクルに出したりする。

 

ただ・・・・

購買行動を通じて、人間は「自分の目的を達成するための思考力を洗練することができる」ような気がする。

懐かしい。購買課の課長時代、ただ単に板金を買ったり、塗装手配を行うだけの仕事なのに・・・

納期、品質、価格、取引先との円滑な付き合い・・・・

各案件の特徴によって、上記の考慮要素をあれよこれよと吟味していたなぁ・・・・

(その当時の部長が「購買なんて物を買うだけなんやわぁ」と言っていた。 アホ抜かせ。営業との納期打ち合わせ、設計の尻ぬぐい、現場との喧嘩www 仕入れ先の育成と良好な関係の成就、社内外の遊撃手だよ、ホンマ)

 

人間の生物的な付加価値は、「思考できること」であるように思う。これこそ、愚鈍な人間が食物連鎖の頂点に君臨することができる所以であるように思うからだ。

市場に赴いて、今後の自分に必要になってくる物は何であるかを考え、納期、品質、価格などの考慮要素を十分に吟味し、思考力を養う・・・

思うに購買行動、その過程自体に価値があるのかもしれない。

 

・・・・・

最後に・・・

人間の一日は24時間・・・

8時間睡眠をとって、8時間定時まで働いて、2時間残業して・・・

残ったのは6時間・・・・

三食のゴハンを食べて、お風呂に入って、掃除していると、あっという間に過ぎる・・・

毎日このループ・・・・

 

冷静に考えて、現代人はもはや物を吟味する精神的な余裕なんてないはずなのだ。

 

だが・・・・

「住むなら、一戸建ての家!! 大豪邸に住みたい!!」

オマエは、残った6時間、いや、その6時間からさらに家事を行う時間を差し引いた僅かな時間で、大豪邸の家を十分に満喫できるのか??

むしろ、その大豪邸を維持するために余計掃除の時間が増えて、プライベートの時間がさらに削れていく・・・

 

それは自分の生活が豊かになったと言えるのか??

思うに不合理な購買行動である・・・

 

何が人間にそうさせるのか・・・・

 

「人間は『自己幻想と要らぬ欲』によって、自分自身を追い詰めている・・・」

 

物質的に豊かになり、あらゆる物が簡単に手に入る時代だからこそ、己の購買行動と向き合い、自己幻想と要らぬ欲を無くしていこう・・・

より自分らしく、幸せに生きていくために・・・・

以上

景嗣

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