ゴメン、今からわりとエエことを書くかもしれない、珍しくwww その1
どーも、景嗣です。
題名で結構ハードルを上げてしまったwwww
ただ、今日は個人的にイイというか自分にプラス作用のある経験(体感?? 気づき??) をすることができたのだ。
ニヒリズムばかりで味気のない景嗣放浪記において、少しばかり新しい風を吹かせそうな予感がするのだ。
今日は、いつもとは違う高揚感を胸に、タイピングを進めていこうではないか。
さて
9月4日(火) 昼頃から夕方にかけてまで
台風21号が近畿地方を縦断した。
当台風の被害は極めて甚大であった。
被害の影響の大きさを、ニュースやらtwitterやらその他SNSで動画投稿する者も多かったな。
僕は変に運がいいのか、いつもならこういう天災系に関して、あんまり僕の近くでは甚大な被害が出ないのだが。
今回ばかりは例外だったようで・・・・
僕の家の近所の建物は、屋根やら窓やら外壁やら、次々に強風に持っていかれるわ、建物の看板や板金が平気で風に乗って浮遊しとるわ、ヒドイのになると人が下敷きになったら確実に亡くなるであろう建造物も普通に倒壊する有様である。
電線は次々に断線して停電する地域も多々でてきており、町中が混乱を極めていた。
「嗚呼、どーやら、ハルマゲドン (最終戦争)・・・」
自宅で外界の惨状を眺めていて、ポッと出た感想である。
まぁ、外界が異常事態の時に僕はお家の中でボーッとしてたんだけどさ・・・・
母が何やら電話で誰かと話している。
母「今日は、その・・・外が・・・いつ物が飛んでくるかもわからないですし、風でコケてケガしてもコワいじゃないですか・・・ ですので、明日改めて対応させて頂きます」
(母、電話を切る)
景嗣「どなたからの電話??」
母「いつもどおり、マンションのクレーマー。『水が漏っているから今すぐ来てくれ』ってさ。こんな危険な外の状態で・・・」
まぁ、イロイロと補足が要るだろう。
母はマンション経営をしている。まぁ社長です。
自宅とは別の不動産である。
僕は、当事業におけるオーナーでもなければ経営陣でもない。母のマンション経営について敢えて深く首を突っ込まないようにしていたので詳細はよく知らんかったが、問題の「クレーマー住民」がいるらしい。
母の一方的な意見になるのだが、この人がいっつも無理難題を母に押し付けてきて、最終的には文句と罵声を浴びせてくるらしい。
このクレーマーは母のストレスの一要因であり、たびたび家で僕に愚痴をボロボロとしゃべるのである (聞いてるこっちが病むわwww)。
まぁ現状、僕は母を支えてやれる唯一の存在なのであって。
こういう話題になったときは、話の 2/3を聞き流して、「まぁー、そうさなぁー、うーん・・・」みたいな肯定も否定もしない生返事でやり過ごすのが常なのである。
ただ、この日は少し違った・・・
母「ホント非常識。こんな異常事態の中、『水が漏っている程度で』今すぐ来いだなんて・・・コイツのために私がケガしたらどうするのよ」
景嗣「ピクッ(水が漏っている程度??)」
母「エエ機会かもしれない。あのクレーマーがいたらこっちの精神がおかしくなるわ。明日『建物もだいぶ古くなってきているので補修しきれない』とか適当なことを言って出ていくように持っていってやろうかしら・・」
景嗣「ブチッ」
僕の中で何かがキレた。
嗚呼、思い出す。
独り暮らししてたときだ。
正月年始、会社の借上社宅に戻ったら、蛇口から水がジャンジャン漏れていた。
僕は法学を多少勉強していた。ある程度のトラブルも想定して、まずはマンション運営会社に電話をするも・・・
誰も電話にでない・・・
サポートセンターに繋いでも・・・
一向にでない・・・
大企業による運営やったから、正月、従業員はノコノコ休んでいたのだろう。
みるみるうちに、床が濡れていく。このままだとマンション運営会社はおろか、近隣住民にも迷惑がかかる。
やむにやまれず個人的に水道業者を呼んで個人的に補修の手配をして直した。
6万前後だったかなぁ・・・ 個人で支払った。無論あとでマンション運営会社に建て替えてもらうつもりでね。
翌日・・・ようやくマンション運営会社と電話が繋がって・・・
一部始終話したところ・・・
「うちの規約では、個人で補修したものについては自費ですので建て替えられません。悪しからず・・・」
機械的にそう答えられたよ・・・・
・・・・・
ブッチィイイ!!!!!
や、僕もいい大人だよ。
そら、常に会社が運転してるわけでもないし、会社の有利になるような一般ルールを確立させておくのは定石なのもわかるさ。
ただ、個別ケースで考えてくれよ。
アンタらの用意した備品に不良があってドエライことになっとるのに、誰も電話に繋がらへんし、ボーッとしてたら近隣住民にも迷惑がかかるから、やむなく善意で個人で補修してあげたのに、杓子定規のルールで「建て替えはムリ」って突っぱねられてみろよ。
いくら、温厚な僕でもサスガにブチ切れた。
当時、課長業務をこなしていた時代なので、ストレスもハンパなかったのもある。
人生で1、2を争うくらい心底ブチ切れたwww
「オオッ!!舐めとんか、ダボッ!!! ドツカレんど、アホンダラァ!!!」
それこそ、何の罪もない電話口の向こう側にいる、サポセンの男の子を相手取って、恫喝に近い大声とヤクザ用語でこれでもかというくらいヒドク罵ってしまったよ (訴えられない程度でね) 。
今になってみると大変大人気なかったとも思うが、当時は明らかに彼の一言が僕の逆鱗にこれでもかというくらいに触れてた。
申し訳ないとだけ形式上言っておこう。
だが、心底謝る気は毛頭ない。
まぁ、最終的には、当時勤めていた会社の人事次長と結託して、ちゃんと「大人の方法」を使って圧力をかけて、6万円建て替えさせたよ。
(残念ながら相手の弱みは手に取るようにわかったのでね)
おっと・・・
話が長くなった・・・・
「業者がどういう状況であれ、客にとってクレームはクレーム。業者の落ち度が主たる原因ならば、時に業者はケースバイケースで誠実かつ迅速に対応した方がイイかもしれない」ってことさ。
まぁ、今回の場合・・・
マンション運営側は、「水が漏っている程度」と言うが、住民は思った以上に慌てふためいているかもしれない。加えてこの強風だ。雨漏りを端緒に部屋倒壊の危険性も無くはない。そりゃ、住民の恐怖・不安もひとしおだろうて。
そりゃ、今から外出するのは限りなく危険だけども、同じマンションに住んでさえいればスグサマ対応できるだろうし、むしろ安全地帯で悠々自適に過ごしているのに、業者都合(気分次第)で対応しないのは正直、後ろめたくないのであろうか。
企業人の経験のある僕としては、どんな些細なクレームであっても即日対応、お客様ならびに関係部署に平謝り(全社的に落ち度を認めてはいけない場合を除いて、責任の具体的な所在が僕に無くても、だ)、一銭も利益を生まない対策実施をする、のは最低限のレベルであるはずだ。僕の経験した職場ではホント一所懸命に対応させて頂いたよ 。
詳しくは知らんけども、挙句の果てにその住民を「クレーマー」と性質付けて、逆恨みして、密かに追剥を企てるときた・・・・
この状況、社会一般的にどう評価されるかなんてわからんけどもさ・・・
単純に、
不安と焦りを抱きながら業者にクレームを発するも、不誠実な対応であっさり切り捨てられそうな、かつての僕と同じ境遇にあるマンション住民の気持ちを思いやったときに
もはや母の擁護をする気になれなかったのよ。
景嗣「母さんさ・・・アンタ経営者として恥ずかしくないの。さんざん愚痴を聞いてきたけどよ、今まで言わないように我慢してたけどさ、客の対応、ホント最悪だぜ?? 人様からお金をもらうにはあまりにも不誠実過ぎるよ」
僕は普段あまり母に口応えしない(メンドイし)。僕の言動に母は相当テンパっていた。
景嗣「母さん、外出るのコワいんだよね?? だったら、僕だけでも住民のところに行って対応してくるよ」
母「アンタ、外危ないで・・・物、飛んでくるかも・・・」
景嗣「だったらなんやねんな!!客が困っとるんやから、怯えとんねんから、そっちが優先じゃろがい!!」
・・・・
上のやりとりを見て読者は何を思うか。
トンデモねぇ親不孝者か??
タガの外れた社畜魂全開の道化師か??
バカ?? 何らの評価に能わぬクズか??
まぁ、なんとでも言ってくれよ。
今更何言われても、何も感じないから。
確かに、この時の僕はどうかしていたかもしれない。
だが・・・
大型台風の最中に雨漏りで不安と焦りに怯えてるかもしれない住民のことを想ってみて・・・
その反面、事業者たる母の不誠実な対応と思惑を聞いてみて(社会一般の目線だと穏当な判断なのだろうか??)・・・
「多少のリスクも承知。俺が動かねば・・・」
誠に勝手ながら、大変生意気ながら、そんなことを直感的に思ってしまった。
まぁ、ブッチャケ外に出るのはかなり危険だったよ。
建物の壁が剥がれて普通に目の前を舞うし、断線してる電線(活線)が容易に人間の触れる位置にブラブラとぶら下がってたりしてるのを避けながら道をいくわけで・・・・
確かにこんな状況で外出した場合、けっこう危なかったかもしれないwww
無我夢中だったね。
そのまま、自己判断で急いでマンションに駆け付けにいったよwww
かなり危なかったけどwwww
ただ、今、ブログを書いてて今日の出来事を客観視してみたときに思うのは・・・・
この時の僕は
気持ちのイイくらい
「自分の損得を一切考えず、困っている誰かを想って、助けようと一心不乱だったよ」
「コイツを助けることで俺のポイントが高くなる」とか、そんな陳腐な損得勘定、ホントに一切なかったわい。
じゃなきゃ、こんなリスクを冒してまで、助けにいかんよwww
おっと、文字数がヤバいことになってるwww
エエ話をするとかしないとか前置きしといて、肝心そのオチがまだ全然言えてないwww
ここまでの話だと、相変わらず、いつものニヒリズム全開の景嗣であるwww
とりあえずは、本稿を「その1」と位置づけて、次回「その2」を投稿しようではないか。
さて、単身マンションに行こうとしたら・・・
ふと振り向いたら・・・母が付いてきとるwwww
(危ないから、来んでエエ言うたやんか!!)
実際のところ、母を危険から守りながら、マンションに行ったのさ。
やー、今になって思う。
母が無傷でホント何よりだった・・・
(ホンマに、むっちゃ安堵wwww)
やー、ゴメン・・・・
こんな過激な息子を赦してほしい・・・・
続く
景嗣
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