「神様」とは何者であるか その2

どーも、景嗣です。

 

さて、前回「『神様』とは何者であるか その1」の続編である。

「その1」をまだ読んでいないよという方は、各自見といて頂きたい。

以下リンクを貼っておく。各自確認されたい。

「神様」とは何者であるか その1

 

以下、原人ABの物語の続きである。

 

そう、Aの提案がやがて風習化した結果、「怒れる『神』に生贄を捧げる」という行動様式がいつしか人間に備わった。さすがに人間の命を捧げるという行為は、倫理的な観点から現代社会では禁じ手となっている。せいぜい果物やお菓子を神様仏様に備えれば足りる。

 

どうやら、原人AB、何とか飢餓問題を打破して、子孫を益することに成功したようだ。いつしか時は、原人が狩猟によって食物を調達する時代から、農耕によって穀物を自給自足する時代に差し掛かった。ちょうどABの子孫にあたる新人CDが何かお話をしていた・・・

 

C「ひいじいちゃん(A) の頃から代々祈りを捧げてきた『山林の神様』に毎日お祈りすることで、獲物が増えて豊かになるって教えられてたよな・・・毎日『山林の神様』に祈っても、一向に雨が降らない・・・今季が不作になるといよいよ高床の倉庫に蓄えてある米がキレてしまう・・・」

D「・・・思うんだけどさ、僕のひいじいちゃん (B) が祈っていたのは、山や森を司る神なんでしょ?? きっと、雨が降らないのは、『太陽の神様』が怒っているからじゃないかな??」

C「なるほど!! じゃあ明日から、『太陽の神様』に雨を降らしてくださるように祈ってみようか」

 

CDは『太陽の神』に雨を降らせるように祈った。

(次の日)

 

C「くっそー!! 雨が降ったのはイイんだけど、今度は嵐が来やがった!! 風が強く吹きすぎて稲穂が全部持ってかれた!! どうなってんだ!!」

D「Cよ、たぶん今度は『嵐の神様』が怒っているのかもしれない。だから、次は『嵐の神様』に頼んで、嵐を止ませるようにたの・・・」

C「うるせぇ!! そうやって色んな神様に祈るのなんてもうメンドクせぇんだよ!! ラチがあかねえ!! そうだ! きっとあらゆる神様を統括している全知全能の神様がいるんだよ!! 今日からその神様にお願いをするんだ!! そうだな、『唯一の絶対神-ザ・ゴッド』に祈りを捧げることにしよう!!」

D「うん・・・そうだね・・・」

こうして、CDの住む集落では、『唯一の絶対神ーザ・ゴッド』に祈りを捧げることになった。

そして幾たびの試練を超えて、CDも子孫を益した。

 

CDの末裔としてEという者がいた。Eが生きている時代は外国人が出入りをし始めたころである。そんなEと外国人のFが出会う。

E「Fさん、僕の国では、『唯一の絶対神ーザ・ゴッド』に毎朝お祈りする風習があるんだ。さあ、Fさんも一緒にお祈りしよう」

F「ノンノン、アナタは嘘をツイテマース。ミーの知っているカミサマは『ガウダマ・シッダールダ』であり、その方こそ唯一のカミサマなので―ス。アナタは罪深き嘘つきで―ス」

E「なんだって、僕だって、あらゆる神様を全て統括している全知全能の神は『唯一の絶対神ーザ・ゴッド』しかいないって教えられてきたんだ。お前の方が嘘つきだ」

もう説明は不要だろう。このあと、EFは信教の食い違いで対立することになる。EFの対立が深刻であった場合は戦争にまで発展し得る。

 

 

・・・・どうだろう。およそ以上の経緯を経て、『神様仏様』に祈る習慣・信教が現代に根付いてきたのではなかろうか。たぶんやけど。

 

以上のABCDEFの会話文からは色んなベクトルの気づきや学びがあるように思う。なるべく、論旨が散逸しないように心がけながら以下にベラベラとしゃべることにしよう。

 

さて、神様の正体とは結局何であろうか。

いつものことだが、上記の物語を含め、以下に喋ることは僕の個人的な見解だ。あくまで、( ´_ゝ`)フーンくらいの感覚で見流してもらっていた方がいいと思う。

特に、ひとつの宗教をアツく信仰してらっしゃる方には、まっこと腹立たしい内容の表現が含まれている可能性があるので、そこんとこは了承されたい。

 

最初にABが祈りを捧げ始めたのは、山林そのものに対してであった。それが獲物・作物の不作続きでどうしようもなく、祈りの対象を抽象的な存在たる『神様』へと変える。そして、問題が起こるたびに、人間は山・森・太陽・嵐、それぞれを司る神様が別々に存在していると考えた。

神様は、人間が直面している自然現象や問題に応じてコロコロと姿形を変えている。どうやら、神様それ自体に何らかの具体像を求めていたわけではないみただ。

最終的には、Cがひとつひとつの神様に祈ってもラチがあかないことに気づき、全ての神様を統括する全知全能の神『唯一の絶対神ーザ・ゴッド』なるものを観念するに至った。極めてアバウトな見方である。

現代人が祈りを捧げている神様のルーツは、原人たちのその場のテキトーな思い付きが重なりに重なり合った結果論である可能性も否定できない。

 

考えねばならない。なぜ人間はこのようなシナリオを作りたがるのか。その動機を。

人間が神様のように祈りを捧げる対象を観念するときというのは、決まってとある人間の感情が起こったときである。

 

 

それは、紛れもなく『恐怖』に他ならない。

 

 

自分の実力ではいかんともし難い原因不明の自然現象に見舞われたとき、人間は決まって命の危険を感じる。そして、人間は『恐怖』という感情を出発点にして、救世主になり得る余地のある者を空想の中で観念し、その者に救いを乞うのだ。それが「祈り」である

 

人間は自分の中に湧き出る『恐怖』の感情から、都合のイイ脳内変換で「神様仏様」という救世主の存在を創るのである。

 

何度も原人Aが口走っていた「・・・コワいよ・・」という言葉。これこそが『神様仏様』を構成する主成分なのである。

 

皮肉にも、救いの象徴たる「神様仏様」というのは、人間の『恐怖』の写し鏡・『恐怖』の化身、そのものなのである。

 

人間の心のどこかには「脆弱性」が必ず潜んでいる。ゆえに、古今東西、異文化の国であっても、人間社会のあるところには必ずと言っていいほど「神様」なる存在が観念されるのである。

 

思うに、神様という存在そのものに何かしらの重要な意味があるわけでもなさそうだ。実際、上記物語では、神とは言っても山だの森だの太陽だのと。。。恐怖を払拭するための道具にさえなれば、この際それ以外の設定はテキトーでも良いような気がする。

 

一旦、『神様仏様』なるものを観念したら、あとは人間の「思い込み」が勝手に神の存在を絶対的にさせるのである。

悲願が叶えば、「神は喜んでおられる。祈りのおかげだ。もっと祈れ」

悲願が叶わなければ「神はお怒りになっている。生贄を捧げろ」

生贄を捧げても悲願が叶わなければ「祈り方が間違えているのか。祈る神様の種類を変えてみよう。それか生贄を若い女の娘にしてみよう」

時に文化の違う民族が出会うとき、唯一無二の絶対神が二つ以上存在するという矛盾した事態も起こり得る。

そのとき正義と正義のぶつかり合いが起きる。これがいわゆる宗教戦争である。

 

 

人間の「思い込み」とは名作家だな。ここまで面白い筋書きを捏造できるとはな。

恐怖≒「神様」という実体無き存在、恐怖を払拭するための手段として機能させていたはずの偶像。いつしか人間は、そういった存在のために、右往左往することになる。すべては人間の「恐怖」という感情と「思い込み」のなせる業であろう。

 

 

僕は「無神論者」というわけではない。スタンスとしては、「居ようが居まいが正直どーでもいい。あんまり興味ない」ってな感じである。

 

ただ、神様がいると仮定して具体的に想像してみたら・・・

 

格差、差別、虐殺。世の中には数多の不条理が正当化されている。

(あくまで個人的な見解だ。ひとつの見方と割り切って見流してくれ。)

 

もし、絶対的な力をもつ神様というのがいて、天空でハナクソをほじりながら、ノンビリと下界の惨事に知らんふりしているというなら。

 

僕は今すぐにでも神様の胸ぐらを掴みに行って、顔の形が変形するくらいまでブン殴り続けたいのだ。「フザケルな」と何度も罵声を浴びせてやる。

 

 

確かに、祈るという行為自体、悪いことではない。

心の中に「感謝」の気持ちが生まれ、人間関係が良好になるかもしれない。

時にその行為自体が何らかの物事に取り組むルーティ―ンとなり、成功確率が上がるかもしれない。

 

祈りのおかげで「結果的に」いい人生を手に入れられるかもしれない。

 

 

ただ一つだけ言わしてくれ。

 

神様ソイツ自体。そんなにも偉くもねぇぞ。

所詮、人間の「恐怖」と「思いこみ」が創りあげる単なる偶像だ。それ以上でも以下でもない。

そんなに偉いなら、救って見せろってんだ。

 

結局、あんたは誰も救ってくれなかったよな。

何が神様だ。

クソ喰らえ。

 

 

神よ、バチ当たりの僕に天罰を下すか??

残念。いまの僕はあらゆるものを失い過ぎて、特に失うものがない。

限りなく「恐怖」が欠けている状態だ。

ゆえに、あんたの存在がかなり薄く見えるよ。

 

もう何でも来いや。

次、何が来てもあんまり驚かんわ。

人によっては、「神様」という存在は不要だ。祈りも不要だ。

 

僕は「無神論者」なのかな?

どーでもいい。

何かしらの枠にハマるのはメンドクサイ。

以上

景嗣

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