Acid Black Cherry シャングリラ

どーも、景嗣です。

 

やー、4月半ばやのに寒いね。どーでもエエけど。

今回は、久しぶりに曲レビューをやってみよう。今日はそういう気分なのである。

 

今回紹介するのは、

Acid Black Cherry が歌う 「シャングリラ」である。

このブログで、彼の曲をレビューするのは2回目である。

(前掲ブログ、「Acid Black Cherry イエス」も併せて是非見て頂きたい。僕の魂を込めた記事のうちのひとつだから)

↑You Tube抜粋。以下歌詞。

シャングリラ よみがえれ 光と命のユートピア
シャングリラ 輝いて 奇跡の風が吹く島へ

絶望した哀しみが 死神とまだ遊んでる
生きる意味を見失って 「もう死にたい」って泣いてた

愛するもの奪われても 希望や夢壊れても
それでも今君は生きてる わかるかい?

シャングリラ 歩き出そう 傷みを恐れちゃいけない
シャングリラ 聞こえるかい 傷みから逃げちゃいけない
気づいたんだ シャングリラ 傷みに慣れるのではなく
大事なのは シャングリラ その傷を忘れない事

幼すぎる灯が 指先に触れて消えた
力いっぱい輝いて 「まだ生きたい」って泣いてた

唄で世界は変えられない 唄で世界は救えない
でも君が笑顔になるなら 唄いたい

シャングリラ いらないよ ひと時の憐れみや偽善
シャングリラ 目を閉じて 願いは空に愛は手に

シャングリラ 抱きしめて 鳥と共に緑を唄い
シャングリラ そばにいて 空を青く染める朝に

シャングリラ よみがえれ 光と命のユートピア
シャングリラ 輝いて 奇跡の風が吹く島へ
空高く舞え シャングリラ 今こそ一つになる時
風にのって シャングリラ 僕達はそう一人じゃない
君と手を取り合えば 今、ここがシャングリラになる

以上が歌詞の概要である。

 

どうだろうか。ざっくり言うと、「再生の詩」である。

絶望的な境地からの再生。その再生の地こそが理想郷「シャングリラ」である。

絶望の中でどれほど傷つこうが、命さえあれば再生の可能性は十分にある。むしろ、絶望の中で付いた傷は次の活路を見出す有力な手掛かりになり得る。そう、光と命のユートピア「シャングリラ」に辿り着くための手掛かりだ。

 

さらに、この曲の歌詞の中に「シャングリラ」に辿り着く方法が明記されている。

「君と手を取り合ったとき」、そこが即「シャングリラ」である、というのである。

唄で世界は変えられない、救えない。でも傍にいる君の笑顔のためなら喜んで唄いたい。

誰かと喜びで繋がりたい。この連鎖こそ生への、「シャングリラ」への道筋なのであろう。

 

何とも素敵な詩ではないか。

 

僕は楽器に疎い。間違っていたらスマンが、ロックにしては珍しく、バイオリン奏者を採用している。バイオリンの柔らかで透き通る調べがユートピアの開放的な雰囲気を奏でているように感じる。

 

 

この曲が発売されたのは、2011年10月19日である。

みなさん、忘れもしないだろう。2011年に起きたセンセーショナルな自然災害のことを。

 

2011年3月11日、東日本大震災が起きた年である。

 

あらゆる建造物が津波に流され、たくさんの命が散った。

残された人々は咽び泣き、被災地で慟哭の雨を降らせた。

 

その映像は「ここは本当に日本なのか」と思わせるほどにショッキングだったのを今でも覚えている。

 

僕の実家は西日本にあるのだが、地上波に流れるあらゆるテレビ番組は放送を自粛し、みなご存知の「ポポポポォーーーーン!! おはようなぎ!!」のコマーシャルしか流れなくなった。(少しでも不謹慎な発言があったら、僕を軽蔑してくれ。厳重に、だ。)

 

 

ABCのYasu氏は、「シャングリラ」のリリースにあたって、特に明言はしていないが、この曲は「日本の被災地へ送る再生の詩」である可能性が高い。

 

それを裏付ける事実として、歌詞を見て頂きたい。

 

(Ⅰ) 「シャングリラ 輝いて 奇跡の風が吹く島へ」

→「奇跡の風が 福島 (吹く島) へ」

 

(Ⅱ) 「シャングリラ いらないよ ひと時の憐れみや偽善」

→「ひと時の憐れ 宮城 (みや偽) 善」

 

(Ⅲ) 「シャングリラ 目を閉じて 願いは空に愛は手に」

→「願いは空にあ 岩手 (いは手)  に」

 

上記のとおり、歌詞のところどころに被災地の県名に合わせた掛詞を散りばめているのである。

これがたまたまではないのである。

僕は直接見たことはないのだが、CDの歌詞カードを見ると、上記の「吹く島」「みや偽」「いは手」の部分が緑色 (だったかな) でハイライトされているとのこと。

 

そして、ABCのイメージカラーは赤色なのだが、この曲のイメージカラーは珍しく「緑色」である。これは宇宙から見た日本列島が緑色に見えるからであろう。おそらく、日本を象徴する緑色をこの曲のイメージカラーに設定したと考えて間違いはないはずだ。

Yasuよ。粋な計らいをしよる。

 

東日本大震災が起きてから、およそ7年。津波の爪痕もまだまだ残ってはいよう。それでも、被災地の人々は懸命に生きている。

みな手を取り合い、被災地復興に向けて一致団結する姿よ。

これこそが、理想郷「シャングリラ」なのであろう。

 

 

まぁ、生きてさえいれば再生の余地があるのかもしれない。絶望の中で創られた傷は、むしろ次の活路を見出すカギになるのかもしれない。

差し伸べた手を取ってくれる人がいるのかは定かではないが。

 

 

もう少し生きていかねばならない。

それまで信じていよう。いつか、生あるうちに「シャングリラ」を目の当たりにできることを。

以上

景嗣

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Acid Black Cherry シャングリラ” に対して1件のコメントがあります。

  1. impact-y より:

    転生

    願い
    この世に生きているうちに叶えばそれはいい
    しかし
    命半ばで果てたらそれはどうなるのか

    踏み倒され、打ちひしがれ
    貶められ、完膚なきまでの敗北

    そこで終いなのか
    答えは分からない

    だがこれだけは言える
    泣き慣れた者は強い

    命果てようとも
    魂がある限り
    その線路は無くならない

    そう思いたい

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