ハイポイントインタビュー その1
どーも、景嗣です。
最近、会食の機会が多い。先日、地元の幼馴染の「せーや君」とゴハンを食べに行った。うまいカレー・ナン屋さんでせーや君とベラベラ喋っていた。
「路上の吟遊詩人」とでも言えばいいのだろうか。路上で接客し、そのお客さんにマッチするコトバを色紙に書き、鮮やかにイラストレートする。そして完成品の色紙を提供するという感じだ。
お値段はお客さんが指定する値段を頂くらしい。1円と言われたら1円だし、1万円と言われたら1万円を頂くといったところだ。
まぁまぁの収入も獲得しているみたいで、「雨の日は、出稼ぎに行かないことにしてるんだー」とのこと。まったり自由人をしているみたいだ。
彼がこのブログ「景嗣放浪記」を見てくれていたこともあって、今回は彼の方から会食に誘ってくれたのである。僕も彼も自由人であるためか、とても波長が合う。
彼は学生時代、ひょんなことから日本中を旅する機会があったという。その中で出会った親友に「ハイポイントインタビュー」というものを教えてもらったとのこと。
せーや君、その「ハイポイントインタビュー」にハマったらしく、色んな人と、このインタビューをして回っているとのこと。そして、今回の会食においても、僕とせーや君はお互いにそのインタビューをし合ったのである。
せっかくだから、今回は「ハイポイントインタビュー」なるものを少し見て頂くことにしよう。以下参照されたい。もし、読者が誰か友達と一緒にいるのなら、実際にやってみてもいいんじゃないかな。
【ハイポイントインタビュー】
これからハイポイントインタビューを行います。
あなたが、これまでに体験した最高の瞬間、最高の体験をお聞かせいただきたいと思います。
最高の体験、それは、何かの大きな仕事を成し遂げた瞬間かも知れません。
何かの賞を貰った人もいるかもしれません。
仲間と何かに取り組んだ経験かもしれません。
また、多くの人は大変な苦境に立ち、それに立ち向かい、何とかピンチを切り抜けて再び立ち上がったという経験を持っているものです。
そのような経験は、日ごろは表に現さなくても、ひとりひとりの心の中に沢山しまいこまれているものです。
今日は、最高の体験を私にお聞かせいただきたいと思います。ちょっと恥ずかしい気がするかもしれませんが、今日は遠慮はいりません。もちろん、プライバシーの保護上、お話できないことはお話しいただかなくても構いません。
その場面にいなかった私にも、その場面が思い浮かべられるように、最高の体験の物語をお聞かせください。
時間は、30分間です。よろしくお願いします。
それでは、開始したいと思います。よろしいでしょうか?
◆
最初にあなたについて少しお話をお聞かせください。
ご出身地と、あなたの子供時代どのような子供だったか、
2~3分でお聞かせください。
…
ありがとうございます。
◆
あなたの現在の職業と業務内容について、
お聞かせください。
◆
今の職業を選んだのはなぜですか?
2~3分でお聞かせください。
◆
それでは、これからあなたの最高の体験をお聞かせいただきたいと思います。何かの大きな仕事を成し遂げた瞬間かもしれません。また、多くの人は大変な苦境に立ち、それに立ち向かい、何とかピンチを切り抜けて再び立ち上がったという経験を持っているものです。今日は、その中から1つを私にお聞かせください。もちろん、今の仕事のことでも良いですし、学生時代のことでも、他の仕事のことでも構いません。最高の体験を、わたくしにもその場面が思い浮かべられるように、その物語をお話しください。時間は約20分間です。よろしくお願いします。
◇
それは、いつごろ、あなたが何をしているときの出来事ですか?
◇
それはどんな状況で、あなたは何をされたのでしょうか?
◇
そのとき、あなたの周りで支援してくれたり、影響を与えてくれた人はいましたか?
それはどんな人で、その人はどのような支援をしてくれましたか?
……
素晴らしい体験のお話しをありがとうございます。
最後に、最高の体験を通してあなたが大切にしたい価値観(価値感)をお聞かせください。
ありがとうございました。
以上で、インタビューを終わります。
どうだっただろうか。
色んな見方があると思うのね。
「まるで終始和やかな就職面接やん」という見方もあれば、「相手の成育歴から、彼の生き方の軸が見えてくる良いインタビューやね」など。
せーや君いわく、このハイポイントインタビューが有名になったのは戦時中から戦後にかけてくらいのことらしい。
戦時中に相手国の兵士に自分の親を殺された子供と、その相手国の兵士の子供とが、この「ハイポイントインタビュー」を通じて、対立国どうしの確執を超えて、お互い手を取り合い仲良くなったというのである。
にわかに信じがたいだろう。平和ボケしている日本人からすると、「ウソやん。マジかッ」てなるのが素直な反応かなと思う。
この「ハイポイントインタビュー」には、どのような効能が内包されているのだろうか。平和ボケしている日本人のひとりとしてボンヤリと興味を持ったのである。
いつもの僕なら、こっからダラダラとメンドクサイ文章を書きならべるだろう。しかし、あいにく文字数が微妙なラインに来てしまった。
本稿「その1」をハイポイントインタビューの概要の紹介とさせて頂き、明日以降「その2」を設け、ハイポイントインタビューの効能にまつわる僕なりの考えをベラベラと書くことにしようか。
「その2」を公表するまでは、読者自身でハイポイントインタビューの効能について考えてもらうのも面白いかもしれないね。
あー、あのカレー屋さん、うまかったなー。。。
また食べに行きたいなー。
以上
景嗣
ハイポイントインタビュー
実に不思議な感覚になった
文字を追うように頭で答えていたら
段々と気分が高揚してきた!
普段インタビューなんてされていないから
なかなか自分を語らない
でもテーマを与えて貰うとどんどこ出て来て
自分を客観的に見れた
ハイポイントインタビュー
対象者との関わりを深めるには
使い方によっては最高かもしれない