洗脳ーマインドコントロール その1

どーも、景嗣です。

 

今日は、ちょいとコワい話をしてみよう。

世の中には、怪しい宗教団体、カルト集団、悪徳業者が少なからず存在する。その集団は、しばしば、コミュニティーの構成員あるいは商売相手に「洗脳-マインドコントロール」を施すことがある。こういう団体に関する社会問題が議題に挙げられるとき「洗脳」というワードをよく耳にするだろう。最近は刑事ドラマとかでもそういう類のお話をすることもある。

 

僕は大学院で消費者法に関する研究をしていた。若干研究領分が異なるものの、洗脳にまつわる消費者被害についても少しだけだが知識はある。また、実際に洗脳にかかってる奴を見たこともある (これが意外と身内でまあまあ困っているのだが・・・) 。

まぁ以上のような僕の経歴を踏まえて聞いて欲しいのだが、最初に言っておこう。「俺は絶対に洗脳なんかにかからへんで」とか言ってる奴。そういう奴ほど残念ながら洗脳にかかりやすく、何よりそういう奴ほど洗脳がなかなか解けないのである。個人的には、後者の、「洗脳が解けにくい」のがかなり厄介なのである。

基本的に気持ち悪い話題であるが、何が起こるかわからないこのご時世。自己防衛の手段のひとつとして、読んでおくのも悪くないと思うのね。「自分はそういう傾向にあるかも」と少しでも思ってくれる人 (本当はそう思わない人ほど読んでほしいのだが) が居たら是非読んでいってほしいな。

 

 

改めて、「洗脳」とは何ぞや、と聞かれたら正確に答えるのは意外とかんたんではない。一応、僕の言葉で差し支えなければ、「集団が何らかの特殊な教育・言動を施すことに因って、対象の意思能力に何らかの麻痺作用を引き起こし、正常な判断を妨げるように仕向けること」とでも説明しておこうか。まぁだいたい合ってるんじゃないかな、この説明で。

 

さて、集団はどのような方法を使って対象の意思能力に麻痺作用を引き起こすのか。

最もポピュラーな方法はこれだ。わかりやすいように本当に悪質なカルト集団をモデルに挙げよう。

 

対象を集団内に正式に引き入れて最初にすることは、対象の「心の破壊」である。例えば、対象本人自身が気にしているコンプレックスを執拗に責め立てたり、暴力を織り交ぜた罵詈雑言を浴びせ続ける、などである。

集団リンチなら、なおのこといい。対象が「自分が間違っているんだ」との錯覚を覚えやすいからだ。

とにもかくにも、こういった手段で、対象の自尊心を完全にへし折るのである。ある程度対象を責め続けたら、もはや対象は「セミの抜け殻」のようになる。

 

 

次にやることがミソなのである。それは、対象の「心の再凍結」である。具体的なアクションとしては、「そんなアナタにも生きる意味があるのよん。重大な役割がある唯一無二の存在なのよん」と対象の心の拠り所になるような言葉を優しくかけていくのである。

読者はシックリ来てなかったかもしれないが、敢えて上記のように「セミの抜け殻」と表現している。自尊心の無くなった人間の心は、「セミの抜け殻」のようにスカスカな状態なのである。「自分は間違っている」と潜在的に思ってしまうので、相手の言っていることがそのまま頭に入りやすい状態なのだ。いわゆる、鵜呑みしやすい状態なのである。

それに加えて相手の言っていることが「自分にとって拠り所となる救いの言葉」だったらどうだ。。。

 

砂漠において脱水症状で死にかけてる旅人がいたとする。そこに「オアシスの在処を知ってるよ」という怪しい人物が現れたとする。

脱水症状の緊急性にもよるだろうが、「おぉ、救世主よ」と言わんばかりに、藁にもすがる思いでその怪しい人物の言うことに従うであろう。まぁ例えていうとそういう状態なんですわ。

そう、対象にとっての救世主の登場というわけだ (その実、救世主の皮を被った悪魔なのだが) 。「心の再凍結」が終わった後には、救世主たる集団の教祖なりボスなりの言うことに従順に従うようになるのである。これが洗脳の概ねの実態なのである。

 

これ、嘘だと思うかい??

 

良いサンプルがある。X JAPANのボーカルTOSHIである。

X JAPANが海外進出したとき、彼は慣れない英語の歌詞に相当苦しんでいたようだ。心の弱った状態で、ひょんなことからカルト集団に入団する。そこで行われたのが、先ほど僕が説明した「心の破壊」と「心の再凍結」である。まさにTOSHIはその集団の中でリンチを受けながら「アゴ」だのなんだの言われて完全に心を破壊され、その後救いの言葉で心を再凍結され、完全に洗脳状態に陥ったようだ。

僕は個人的にX JAPANが好きだ。こんなにも素晴らしいボーカリストをここまで骨抜きにした下衆共はけしからんというのが感情的な意見だ。しかし、セオリー通りのキレイな洗脳の仕方を実施していたプロ集団であるのも事実である。

 

洗脳の本質は、実は対象の「心の脆弱さ」にある。そして、これは単純に各人の性格的なことを意味しているのではない。各人の、その時折の「心の弱り方」という表現が正しかろう。

失恋した女性が、たまたま慰めに来てくれた男性にうっかり恋に落ちてしまうという例がわかりやすいのではないか。

正常時、心の強い女性であっても状況次第では「心が弱っている」時もあろう。そういう時なのだ、判断が誤作動するのは。表面上優しいだけの男に心を奪われるのは。(僕から言わせると、正常時に自信がある女ほど、こういう状況になればコロッと行きやすい。ん?僕? 僕は草食系男子だから、そんな女を口説いたことなーいぴょーんwww)

 

何が言いたいのかというと、「以上のことが洗脳は誰でもかかり得るよというゆえんだよ」ということだ。人生常に順風満帆などあり得ない。いつか落とし穴にハマる時が必ずくる。落とし穴にハマったときの心境など、実際にハマってみないとわからないものである。

だからこそ、人生のいつなんどきも、集団からの悪魔の囁きに注意して頂きたいのである。絶対に引っかからないなんてあり得んから。

 

・・・文字数がそろそろ限界にきた。

もう少し洗脳の話が残っているのだ、実は。

本稿はとりあえず「その1」と位置づけておいて、「その2」として続きを明日以降にアップしようか。

気持ち悪い話題だったかもしれないが、もう少しだけお付き合い願いたい。

以上

景嗣

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洗脳ーマインドコントロール その1” に対して2件のコメントがあります。

  1. impact-yi より:

    洗脳(マインドコントロール)

    脳を洗う
    心を操作

    どちらにせよ、この上ない言葉
    正直この手の目に見えない力とやらに興味がある

    もちろん被害者の存在を軽視するわけでもなく、かかってみたいと言う事でもなく

    どんな手口で相手の心を操作するのか
    それとなく分かっていたつもりだけど
    その研究をしていた師匠の話に興味がある

    その糸口が『その1』には書かれていた

    それでも俺は『俺はかかる事はない』と思っている
    もしかして、既に洗脳されているのに、その事すらわかっていないのかも(笑)

    基本
    心の隙を見せまいとしている
    相手の言葉の裏を勘ぐってしまい、疲れ果てて、隙を見せる(笑)

    弱った時にとことん墜とし
    甘い言葉で漬け込む
    んで麻痺

    うーん、なんとなく分かる
    でもこれでは、俺ですら分かる

    その2を読んでみよう

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